No.191 2021/11/23
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も く じ
★ ごあいさつ 編集担当:藤田 忠     
★「はがき通信」からのお知らせ
★お茶がコロナの感染力を低下 試験管内の唾液で確認、活用に期待です! 静岡県:ロッツォ
★私の尿路結石除去手術体験記 奈良県:M.K. 
★全員参加企画『いいモノ見つけた!』~40~ 紹介者:M.K.
★ドライヤースタンドでヘアドネーション 広島県:S.O.
★『臥龍窟日乗』-72- 裸の島 千葉県:出口 臥龍
★退職から1年 福岡市:E.U.
★失ったものを数えるな、残されたものを最大限生かせ!《前編》 東京都:Y.F.
★コロナ騒ぎによる健康老人への道はピンチか? 神奈川県:M.K. 
★起立性低血圧? 対応今日この頃 佐賀県:天邪鬼

ごあいさつ

 トップアスリートが集う東京パラリンピックを「おぉすごい」「ガンバレ」を連発しながら、感慨深くテレビ観戦しました。自国開催だけあって競技が深夜帯になくて見やすく、解説で競技の奥深さや選手の背景を知り、思い入れをもって日本代表選手の応援に力が入りました。さすが熾烈な国内予選のライバルに勝ち抜き、心身ともにたゆみない創意工夫による努力で、鍛え抜かれた代表選手の気迫と勝利への執念は胸を打つものがありました。
 すべて観たわけではないのですが、目が釘付けになったのは、盲人のブラインドサッカー(5人制サッカー)のシュートシーンです。
アイマスクを装着した選手が小刻みなドリブルからディフェンダーをかわして、シュートした(音が出る)ボールが、視力があるキーパーのそばをすり抜け、(フットサルくらいの)小さなゴールに突き刺さったことです。つい「見えてるの」と思ってしまうくらい、流れるような華麗なプレーでした。ブラインドサッカーのゴールキーパーは健常者もしくは弱視者が務めます。フィールドプレイヤーは障害の程度に関わらず公平を期すため、目の上にパッチと呼ばれる絆創膏を貼り、ゴーグルをつけて光を完全に遮断してフィールドに立ちます。(ヤフーから)
 それから放送中によく、パラリンピックの父と呼ばれるグットマン博士の言葉の「失ったものを数えるな、残されたものを最大限生かせ」を聴きました。この言葉はパラスポーツだけでなく、四肢マヒ者の生活や生き方にも当てはまると思います。私にとっても何かで同じようなことを聴きました。受傷当時は受け入れがたくても、ある程度月日が経てば是認するよう心がけるようになり、受傷前のことは遠い昔になった頃からは、自然に腑に落ちるようなりました。そんなこれまでの心の葛藤を思い起こしました。

 四肢マヒ者の情報交換誌「はがき通信」からも、目からウロコの経験談や誌面を通して励まされ、ずいぶん元気をもらいました。その「はがき通信」がなくなりかけようとしています。動きが止まり本当になくなってしまう前に、どなたか引き継いでいただいて「四肢マヒ者の情報交換」を存続してくださいますよう、伏してお願い申し上げます。

編集担当:藤田 忠


 「はがき通信」からのお知らせ 

 1.来年度から購読料無料のお知らせ

 「はがき通信」は1990年に創刊され、今年で32年を迎えます。編集担当の瀬出井・藤田忠の2名は1999年頃より引き継ぎ、年6回の原稿依頼を伴う編集を20年以上担ってきました。しかし、生活環境等の変化、体力的にも無理が利かなくなったこともあり、さらに続けて心身とも限度オーバーの負担となることは、避けようと判断しました。
 加えて原稿依頼の困難さが増し、購読者の減少等々の「はがき通信」を取り巻く環境が年々厳しくなっていることをふまえて、そろそろ限界が迫ったと感じています。
 つきましては、来年度から購読料を無料にし、継続発行できるところまで、無償で配布させていただきます。ただし無料化後は、原稿依頼を減らしていくため数ページ発行、編集作業が難しいときは、発行遅延および休刊の可能性がございます。また、いよいよ厳しくなったときは事前告知なく、やむを得ず廃刊となる可能性がございます。
 これまで有料ながら発行を続けてこられたのは、ご購読者並びにご投稿者等「はがき通信」を支え、ご協力いただいた皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます。
 また、このような事態となり、たいへん申し訳ございません。どうか実情をお察しのうえ、ご理解くださいますようによろしくお願い申し上げます。

 【2021年度まで有料】 
 188号(4月)~192号(12月)
 【2022年度から無償配布】 
 193号(2月)~

 ※事前に数年分の購読料を納めていただいている方で、返金を希望される方は、購読者名、返金金額、振込先口座・名義をご連絡ください。お手数をおかけしますがどうぞよろしくお願いいたします。

post_card_comm_14520@yahoo.co.jp


 
 2.「はがき通信」を次世代にバトンタッチするためのお願い

 「はがき通信」の廃刊が現実味を帯び、その前に次世代にバトンタッチできることを希求して、(できることならですが、存続危機がしばらく起こりにくいようにアラサー、アラフォーの)編集担当者を募集させていただきます。
 とはいえ、残念ながら数年の内に見つかればという余裕はなく、「はがき通信」の歯車が回っている内に、短期間で(1人では続けることが難しいため)複数人が手を上げてくださいましたら、望みが見えてくると思います。
 新体制で話し合いながら、(今の形を取捨選択されて)新しい発想で「四肢マヒ者の情報交換」の形を作りあげてくださればと思います。その際は、バトンタッチできるように、全力で引き継ぎのサポートをさせていただきます。
 何かご質問等ございましたら、裏表紙の編集担当までお問合せください。

post_card_comm_14520@yahoo.co.jp


 なんとか、「四肢マヒ者の情報交換」がどんな形であれ、次世代に引き継がれていけますように、この募集に一縷(いちる)の希望を託します。

 3.ご投稿後の返信メールの不着について

 
ほとんどのご投稿は電子メールにて届いておりまして、届きましたら100%必ず編集担当者からお礼のメールを返信しております。
 もし、ご投稿メールを送信いただいてから1週間経っても返信メールがないときは、何らかの不具合で編集担当者がご投稿メールを確認できていないおそれがあります。そのときはお手数ですが、 編集担当の2名(瀬出井弘美・藤田忠)あてに再送信をよろしくお願いいたします。

post_card_comm_14520@yahoo.co.jp
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