も く じ | |
ごあいさつ | 編集担当:戸羽 吉則 |
「はがき通信」からのお知らせ(購読料の値上げ他) | |
「はがき通信」を続けてもらうために | 茨城県:T.Y. |
2度目の骨折 | 編集担当:瀬出井 弘美 |
< 特集! 「はがき通信」懇親会in横浜2015 > | |
☆ 2015年「はがき通信」懇親会in横浜を終えて | 実行委員:M.I. |
☆ 2015年「はがき通信」懇親会in横浜会計報告 | 実行委員・会計担当:瀬出井 弘美 |
☆ これまでの懇親会の思い出&鎌倉・江ノ島観光 | 実行委員:F.H. |
☆ 学生ボランティアと参加して自信に | 兵庫県:T.Y. |
☆ ハワイの想い出と横浜懇親会 | 川崎市:S.K. |
☆ 20周年懇親会へ参加して想うこと | 東京都:H.K. |
☆ 笑外(しょうがい)への思い | 兵庫県:S.S. |
☆ 参加することで何かが得られる−同窓会と観光と情報交換− | 香川県:M.S. |
☆ 懇親会参加で行動力アップ&思い掛けない出会いも | 新潟市:T.H. |
トイレの悩み | 静岡県:ロッツォ |
呼吸ペースメーカーを埋め込む&iPhone6の使い方 | 愛知県:R.K. |
車イスユーザーは、なぜ道を急ぐのか? | 埼玉県:K.E. |
『臥龍窟日乗』−ねこまんま− | 千葉県:出口 臥龍 |
★★★ ひとくちインフォメーション ★★★ | 東京都:M.K. |
「はがき通信」からのお知らせ
1.2017年度より購読料の値上げについて 152号(2015年4月号)のU氏による『監査を終えて』のご投稿にもありますように、購読料の未納者の方が多く、4月号の発行から約3ヶ月振込み状況を確認させていただきました。 残念ながら7月の時点で未納者のうち15名(11月現在・18名)の方のお振込みしかなく、このままですと、現在の購読者数から年間の印刷や発行等に関わる経費が毎年約10万円ずつ不足していく事態となり、4年後には、資金不足から発行そのものが不可能な状態に陥ります。 「はがき通信」スタッフ会議を開催し、 【2017年度より1,500円に購読料を値上げし、年6回発行、ネット版は無償公開】 という結論に至りました。 この購読料値上げに関するお知らせ文は、2016年度まで毎号掲載させていただきます。 今回は「はがき通信」の根幹に関わることですので、皆さまからのご意見・ご要望・ご提案等、何かよい解決策がございましたら、ぜひスタッフまでお寄せください。お待ちしております。 2.バックナンバーの有効活用について 「はがき通信」の有効活用として四肢マヒ者とつながりのあるところ(病院の待合室や病棟のデイルーム・談話室、看護・医療・福祉系の専門学校・大学の図書資料室、障害者センターなど)に、2穴B5ファイルに綴(と)じたバックナンバーを、了承を得て置かせていただいています。 どなたかそういう四肢マヒ者とつながりがある施設をご存知でしたら、無償にて送付させていただきますので、施設側と交渉していただいて置かせてもらえますように、皆さんの力をお貸しください。また、福祉関連だけではなく、何かのイベントなどで配布、ご活用いただいてもかまいません。 その後、最新号を(スタッフで話し合い)無償で定期的にお送りさせていただくことも可能です。お問い合わせは編集スタッフまで。新規購読者を増やすために、どうぞご協力ほどよろしくお願い申し上げます。 3.ご投稿のお願い (購読者でないかたの投稿もお受けしております) 本誌は、四肢マヒ者本人や家族および関係者が、さまざまな四肢マヒにまつわることを投稿して情報交換するため隔月発行しております。 多くの方から持ち寄られる四肢マヒ者の経験に基づいた情報は、より多いほど生活の糧になるかもしれないことから、購読者でないかたの投稿もお受けしております。インターネット版を閲覧されている四肢マヒ者の方々にもぜひご自分の経験されたことのご投稿を心よりお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。 ※宛先はトップページ下部のいずれかの編集担当者のメールアドレスまで、差し支えなければ、年齢・都道府県・四肢マヒ者歴を明記のうえお送りください。氏名表記については、誌面版は本名、ネット版はイニシャルを基本(ペンネーム・イニシャル・匿名もあり)とさせていただいております。 「はがき通信」を続けてもらうために
「はがき通信」155号のお知らせ「4年後には、資金不足から発行そのものが不可能な状態に陥ります」に危機感を覚えた。「はがき通信」を読めなくなることが私自身の危機である。「2017年度より1,500円に購読料を値上げし、年6回発行、ネット版は無償公開」と結論せざるを得ないスタッフの苦渋は理解できるつもりである。しかし、この結論だけでは問題解決には不十分ではないかとも考えた。 私は定期購読者でなく年間購読料1,000円を納めたことがなかったが、すぐに12,000円をゆうちょ銀行の口座名「はがき通信」に振り込んだ。13年前に受傷し7ヶ月の入院を経て在宅となった私は、インターネットで「はがき通信」の存在を知り、インターネット版のバックナンバーをむさぼるように読んだ。12年分の購読料のつもりである。 行動力に富んでいるわけでもない私は、懇親会に参加したこともなく、奇跡のリハビリを求めて小樽を訪ねることもしなかった。今回は、ゆうちょダイレクトを利用したゆうちょ銀行あて振替(電信振替)が月5回まで無料であることも加勢した。 印刷物をめくるよりもパソコン操作の方が楽な私は、これからも情報交換誌の郵送をお願いする気はない。偶数月の下旬になるとインターネット版の公開を待ちわびる。そして、自分の誕生日である11月に、思い出したように年間購読料を振り込むつもりである。 茨城県:T.Y. 2度目の骨折
5月31日に、左足の脛(すね)の骨をポッキリ折ってしまった。骨折は、平成18年の右足に引き続き2度目(前回は右足の膝下3カ所)。今回は、左足の足首から5センチくらい上だろうか。腓骨(ひこつ)が無事でまだよかった。私は、Kリハビリ病院で全身の骨密度を年に1度測定している(足の骨密度は約75%←骨粗しょう症とまではいかない値だが、「骨量減少症」)が、その検査結果を聞きに行く前の骨折……思わず苦笑してしまう。 全国頸損連絡会総会・東京大会が、有明のホテルで1泊で開催された。2日目の「女子会企画」終了後、昼食を取って帰宅しようかと思い、ホテルのレストランに入った。私は図体がデカイし、太ももが太いので、なかなかテーブルの下に足が入る店屋はない。ましてやこのときは手動車いすではなく、簡易電動車いすに乗っていた。いつものように、フットプレートから足を落として何とかテーブルに着くことができた。食事をして出ようと間仕切りを左に曲がろうとした際、左足が間仕切りにぶつかった。そのとき、“バキッ!”という音が……(確かに聞こえた)。思わず足元を見て気がつくと、食事のときに落とした足をフットプレートに戻すのを忘れている。左足の足先が、外側に明らかに“ありえない”方向を向いていた。ガイドヘルパーの友人が「折れたかもね〜」と、ひと言。 とにもかくにも、自宅に帰らなければならない。この日は日曜日。翌日、朝起きて左足を見て触ってみると、腫れと熱感、外側のくるぶし辺りがドス黒く内出血している。可動域をソッと確かめてみると、“ゴリッ”(骨の擦れる音?!)という音が……。この時点で骨折を確信した。近くの個人の整形外科のクリニックを受診。 もっと近くに病院もあるのだが、1度目の骨折のときの苦い経験が蘇(よみがえ)る。レントゲンで骨折が判明すると、処置室であっと言う間に膝下全部をギプス固定されてしまった。車に乗って帰るのにさえ苦労した。ギプスをして1週間近く、マヒをした足をこのままギプス固定していたらどうなるのか……? さすがに不安になり、その当時、熱海の病院に勤務していたKリハビリ病院の整形の主治医に相談したところ、「褥瘡をつくるからすぐ来い!」と。横須賀から熱海は遠かったが、受診してすぐに電気ノコギリでギプスをカット(整形外科医が“骨大工”と言われる所以?)。かかとにすでに褥瘡ができ始めていた。このまま、ギプス固定を続けていたらどうなっていたのか……と思うと、ゾッとした。足乗せ板をつくるように指示され、骨折患部は中にタオルを巻き込み、マジックテープで着脱できる装具に変えてもらった。 話がズレてしまったが、この1度目の経験から『頸損のマヒして感覚のない足にギプス固定はご法度』と身にしみてわかっていたので、クリニックのドクターに「脊髄損傷者であること」「二次障害の褥瘡が怖い」と、こんこんと説明して伝えた。すると、納得していただき、ソフトシーネに弾性包帯を巻く(シーネに当たる部分にタオルを敷いた)という固定処置をしてくれた。[写真参照] レントゲン上は、脛骨(けいこつ)がポッキリ折れているのがわかる。単純骨折でよかった! “バキッ”と音がしたのは、一瞬間仕切りを壊したのかと思ったが、どうやら脛骨が折れた音だったらしい(苦笑)。そんなにスピードを出していたわけでもないのに、あの程度で折れてしまうなんて……正直、ショックだった。おそらく、“ひねり系”の圧力には、特に弱い気がする。今回もそうだ。足首に近いので、足はフットプレートに乗せたままでOKということで、日常生活は1度目よりは不便さにおいて全然助かった。 私は、自律神経の過反射がほとんどないので、骨折しても痛くもなく、また冷や汗・頭痛・鳥肌といった症状もまったく出ない。目で確認しない限り、骨折した実感は湧かない。健常者だったら、さぞかし痛いのだろう。 「マヒしている人のほうが骨折は治りやすい」という、ドクターのなぜかよくわからない説明の元(理由を聞けばよかったのだが。笑)、1週間毎に受診。7月6日に固定解除。それから、2週間後に受診し、骨が再生されていることをレントゲン上で確認して、通院は終了した。 皮膚トラブルもなく、本当に順調に回復したのはよかったのだが、ただ、さらに痙性(けいせい)が強くなった気がするし、もともと浮腫(むく)みがあった左足が足首の太さ(くびれがまったくない!)といい、右足と全然違う。履く靴下や靴も考えなくてはならず、寝ている姿勢だと外側に倒れ込んでしまう左足の足先が、さらに外側に倒れ込み、くるぶし近辺に褥瘡をつくらないか心配になる。前屈すると、太ももの筋肉が引っ張られているような違和感があり、可動域も悪くなった気ような気がする。 骨折が完治すればよいという、簡単、単純にはいかない後遺症(?)。どうしたものかと、この原稿を書きながら思案中(8月末現在)である。 皆さんも、骨折に注意されるのはもちろんですが、上記にも書きましたが、『骨折時にギプス固定は絶対にしてはいけない』が鉄則だと思います。 余談:些少なりとも傷害保険が下りたのが、せめてもの慰めでした。 編集担当:瀬出井 弘美 |
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