◆本の紹介 『障害者ケアマネジメント実践事例集−支援費時代の地域生活を支えるために』 自らのケアを自らの手でマネジメント(セルフケアマネジメント)を目指す障害者に、現実的で実践に役立つように、障害者が必要とするケアマネジメントとはどういったものなのかを、身体7人、知的2人、精神1人の計10人の訪問票・ケア計画票なども含めた実際例を提示している。 大阪障害者ケアマネジメント協会 監修 北野 誠一・大谷 悟・西岡 務 編著 中央法規出版 発行 2800円 『ALS、私の足跡(H7〜H14)』 「はがき通信」購読者のK・Hさんが小冊子を出版されました。機会がありましたらご一読を! 《この進行性の病気は、私にとって体が不自由になるたびに「生きる」ことを考えさせられ、最初の頃はつらい思いをしたものでした。しかしながら、外出してこの病気の先輩の方々と触れ合ううちにこの病気とともに「生きる」ことを教えてもらいました。その後、この病気の交流会などに出席しながら将来のことについて考えるようになりました。それからはこの小冊子にも書いていますけども、国内外の旅行や同じ難病の方が交流する会を発足させ、福祉情報の勉強会やレクリエーションなどの活動をしています。 この小冊子を通じて在宅支援のネットワークを構築していきたいと思っています。そのためにも福祉・医療関係・ボランティアの方々のご支援を宜しくお願いしたいと思います。》(序文より) K・H 著 500円 [連絡先] E-mail: fwhk3996@mb.infoweb.ne.jp ◆垂直昇降式エレベーター付自動車 『車いす用エレベーター付自動車』 バックドア側の車室内に設置され、地面に降下着地したエレベーターに車イスのまま進入し昇降。後方転落防止バーを装備し四方ガード形状なので転落の危険がなく安全で、雨や雪、強風など悪天候の影響を受けない。販売車種:日産キャラバン・トヨタハイエース他3,572,000円〜、エレベーター許容重量:150〜200kg(数タイプあり)、エレベーターサイズ:幅75センチ×長さ120センチ(延長フロア収納時80センチ) 小型ワゴン〜マイクロバスなど、1台ごとの注文製作も可能。 [問い合わせ先]ジャパンカーオリジナル株式会社 〒983-0035 宮城県仙台市宮城野区日の出町2-5-7 TEL: 022-783-9772, Fax: -9755 http://www.h2.dion.ne.jp/~jcokaigo/ ◆自然な体位変換・音声認識作動ベッド 『hist(ヒスト)』1,300,000円 各種機能により自然な寝返り動作を実現した介護ベッド。オプションの音声認識ユニットで左右寝返り、背上げ、膝上げ、高さ調節など音声認識で全ての作動が可能。 [問い合わせ先](株)ハンディネットワーク インターナショナル 〒562-0035 大阪府箕面市船場東1-15-8 2F TEL: 072-728-2917, FAX: -2921 E-mail: products@hni.co.jp http://www.hni.co.jp/products/histinfo.html ◆「たん吸引」、ヘルパーらに解禁 ALS患者に限り 医療行為とされるたんの吸引について、厚生労働省の分科会は22日、自宅で療養する筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の患者に限り、一定の条件でホームヘルパーらにも認める方向でまとまった。人工呼吸器をつけたALS患者のたん吸引は24時間休みなく必要で、医師や看護師では十分な対応ができないために家族の負担が大きく、患者団体が要望していた。 医師法は、医師以外が業務として医療行為をすることを禁じている。看護師は医師の指示で可能で、在宅療養では患者の家族も事実上認められてきた。医療行為を定義した明文規定はないが、のどや気道にたまったたんの吸引は医療行為とされてきた。現実には家族からの求めに応じて実施しているヘルパーもいる。 分科会では、たん吸引は医療行為との解釈は変えないまま、十分な訪問看護体制が整うまでの措置として、一定の条件で家族以外のヘルパーやボランティアらにも認めることでほぼ合意した。 条件として▽主治医か看護師から吸引方法の指導を受ける▽患者自身が文書で同意する▽主治医らとの緊急時の連絡・支援体制の確保——などを挙げている。 人工呼吸器を付けて自宅で療養している患者は約1万人、うちALS患者は約1100人と推計される。筋ジストロフィーなど別の病気の患者にも認めるかは、ここでは議論されていない。 (情報提供:朝日新聞 平成15年4月22日) ◆電動車いす事故209件、死者は高齢者 安全利用手引を作成−警察庁 昨年1年間に、身体障害者や高齢者が利用する電動車いすが交通事故に遭った件数は前年比2件増の209件、死者は8道県で同3人減の8人、負傷者は同7人増の198人だったことが24日、警察庁のまとめで分かった。死者はすべて65歳以上の高齢者で、負傷者も約7割を高齢者が占めた。同庁は電動車いすの安全利用手引を同庁のホームページ(HP)に掲載する。 (情報提供:時事通信 平成15年4月24日) ◆Webサイト紹介 「警察庁ホームページ・電動車いすの安全利用に関するマニュアルについて」 電動車イスは、社会参加手段として普及し、交通事故やトラブルが増加しています。また昨年は、転落などで5人が死亡、7人が怪我をした交通事故には含まれない事故も起きています。 事故増加に伴い電動車イス利用者を対象に安全利用していただくために『電動車いすの安全利用の手引き』がホームページにPDFファイルで示されています。 内容は、事故の特徴や事例紹介、安全通行コーナー・「基本編」「応用編」としてさまざまな場面での安全手引き、日常の安全点検・整備の一覧などです。 http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku12/tebiki.htm 2003年4月30日現在の「はがき通信」購読者数は501人、資金残高は、516,291円です。 次号の編集担当は、瀬出井 弘美さんです。 (編集委員:藤田忠) ………………《編集委員》……………… (2003.1.25.時点での連絡先です) 発行:九州障害者定期刊行物協会 |
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