は が き 通 信 | No.56 - Page. 1 . 2 . 3 . 4 |
POST CARD CORRESPONDENCE | 1999.3.25 |
少しずつですが日向に出ると、紫外線が強くなってきたのが感じられるようになりました。
編集委員 麸澤孝
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清家一雄氏が送ってくれる E-mailからも、教えられています。私は、傍観者的な立場であることは仕方のないことですが、心で応援しています。 前号の「アンケート”排尿”」を読んで、皆様がお困りの内容がよく分かります。 すべての方に「希望通りの治療」ができるとは思いませんが、できる治療を受けないで悩んでおられる方もあるようで、考えさせられます。ご健勝でご活躍下さい。
福岡県飯塚市 :労働福祉事業団総合せき損センター泌尿器科部長 I
実は3月28日に「広島頚損ネットワーク」の総会and交流会をします。会場は「はがき通信」懇親会と同じ所にして、予行練習?をしてみようという話になっています。
広島市 MH : mami2@enjoy.ne.jp
昨年の5月、主人(66才)が事故にて四肢麻痺になりまして、現在入院中ですが、近々自宅療養になった折に体交を一番心配しておりますので、最近では良い機械もあると聞きましたが・・・ その様なパンフレットがありましたら送っていただきたく、あつかましくペンをとりました。 よろしくお願いいたします。
愛媛県 KM
今朝は、福岡も大雪です。大手門の6階の窓から、雪が強く降っているのが見えます。向かいの13階建てのビルが、舞っている雪で少しかすんでいます。 ビルとビルとの間から見えている、福岡城跡のお堀の土手と桜の木にも雪が降り積もっています。福岡でも昨日からの寒波で、冷え込んできています。 気づかないうちに、手足や体が冷たくなっていて、疲れがたまってきていることがあります。首や肩がこってきたりして。今日は、ストーブを調節しながら、室温に気を使っています。部屋の中は暖房がついていて28度です。 皆さんの街ではいかがでしょうか。風邪やインフルエンザにお気を付けてください。 訃報を3つお知らせします。 ★ 大阪府立大学のSさん(C7頚髄損傷者)が亡くなられました。風邪から入院され、5日後に心不全で、亡くなられたそうです。55歳でした。 Sさんといえば、1991年、NHK教育、あすの福祉の「アメリカ 自立に向かう障害者[3]広まる福祉機器」で出演させていただいたとき、NHK大阪のスタジオからADA(障害をもつアメリカ人法)について解説されていたのが思い出されます。 ★ 1999年2月1日、MUさん(C2頚髄損傷者)も亡くなられました。Uさんは人工呼吸器が必要でした。また、飲み込むことができず、経管栄養でした。 Uさんに最初にお会いしたのは1996年10月、浜松での「はがき通信」懇親会でした。お母さん、お姉さん、NMさんに付き添われて参加されていました。スズキ電動リクライニング車いすにベンチレータ(人工呼吸器)をつけて、ご家族の人が操作していました。 Uさんから手紙を頂き、その中に、「絶対話してみせる。絶対食べれるようになる」とワープロで書かれていたのが、今でも記憶に残っています。 C2頚髄損傷者の厳しい生活が少し分かりました。 ★ 東京のNさんが亡くなられました。68歳でした。新聞などでも報道されると思います。 Nさんは、C6頚髄損傷者で精神科の医師でしたから、ご存知の方も多いと思います。 1955年に慶応義塾大学医学部卒業、 1958年ミシガン州医師免許取得、 1958年アメリカ留学中に交通事故で受傷、 1970年国立身体障害者センター精神科医長、近年退官されました。 私もNさんには東京や所沢のセンターの職場で何度かお会いし、話をしたことがあります。Nさんの「頚髄損傷者は、昔は戦争での傷痍軍人、炭坑での労働者が多かった。 労働災害の労働者などを経て、最近は交通事故、スポーツ事故での受傷者が増えてきて、頚髄損傷者像が変わってきている」という言葉が印象的でした。 今冬は惜しい方々を亡くしました。3人のご訃報に接し、心から哀悼の意を表します。安らかにご永眠されますようお祈りいたします。 |
ご協力に感謝します
55号で「年間購読料を1年間以上未払いの方にはお送りできなくなるかもしれません」と、お伝えしたところ、多くの方々より年間購読料を送っていただきました。現在の「はがき通信」は・・・
会員数 : 466名 資金残高 : 214,892円 となって、少しゆとりが出てきました。皆様のご理解とご協力に感謝します。 「はがき通信」年間購読料\1,000.は表紙の編集委員、向坊へ郵便で送って下さい。切手でも結構です。よろしくお願いします。
編集委員:向坊弘道
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早いもので友達から「はがき通信」を紹介され早1年です。今後も編集が大変だとは思いますが、よろしくお願いします。
先日半年ぶりにかかりつけの大学病院・整形外科に定期検診を受けに行って来ました。レントゲンを身体中あっちこっち撮って頂いて先生の問診を受けました。その結果、腰椎は完全に固まっているようだし、右肩も硬く、骨ももろくなってきているとのご指摘でした。 「適度のリハビリをできればやってほしい」と先生は言いました。私の場合は月に2度大学病院リハビリ部に通い、腕、足関節の運動と首の凝りをほぐしてもらう(有料)市健康福祉課から月1回理学療法士に来てむらい、腕、足、指関節の運動、全身のストレッチを90分かけてやってもらう。(以前は月2回。無料) 市からの派遣が減ったので、近くの整骨院にお願いして週1回往診して凝りのひどい首周辺、左腕、両足のマッサージをしてもらいます(有料)。 地域医療については近くの医院から2週間に1度先生の往診があり、聴診器での呼吸検査、問診、血圧測定などやっていただきます(有料)。 毎週その医院の看護婦が訪問看護に来てくれて血圧測定と問診を行ってくれます(無料)。 市からは訪問看護婦が月に1回来てくれて様子をうかがっていきます。(原則では訪問看護は最初6ケ月間ですが、任意で来てくれています)地区の保健婦や民生委員などは1年に1度来るか?来ないか?です。 みなさんの地方の「地域医療」や「リハビリ」などはどの様になっていますか? 9月号に載せたアクションパット発売元「アクションジャパン」担当者から「多くの問い合わせや注文がありました」とお礼のはがきを頂きました。みなさんの使い心地を「はがき通信」へ寄せて頂ければと思います。
寒中お見舞い申し上げます。お風邪など召されていませんか。早くポカポカしてきてもらいたいですね。さて、今日は耳寄りな情報です。
先日、当地の友人(40才、焼き物業)が遊びに来て雑談していると、次のようなことを言い出しました。 「障害者の人たちにパソコンが普及しはじめているのなら、私たちのフォーラムが開設している嬉野温泉を紹介するホームページを、英語とフランス語に翻訳してくれる人はいないだろうか」と。 私も自作俳句の英訳を載せてもらっているのですが、ホームページ全体の翻訳となると大変な労力を必要とするでしょう。どなたかやってみようという方は下記までご一報下さい。 それより、もう一つ重要なことも言いました。「インターネットに通じている障害者がおられれば、ネットのコーディネーターのような仕事を頼める人はいないだろうか。 たとえば焼き物の需要や市場を探るため、ある項目にしぼってネットの情報を集めて整理したいのだが、営業に時間を取られてその暇がない。 今やネットの情報量は膨大なので、それをいちいち検索するのは大変な手間がかかる。住宅の重度障害者で比較的時間の取れる人なら頼めるのではないだろうか」ということです。 もちろん、これらは今すぐ収入につながるかどうかは分かりません。海のものとも山のものとも言えないでしょう。 しかし彼はゆくゆく海外にまで販路を広げたい意向で、将来的には、一つの職種として確立させたい、有望な分野だとなかなかの鼻息です。 もし共鳴する人がおられれば、これも下記までご一報下さい。 彼は上記のような障害者の人たちの集まりがあれば、出かけていって話を聞きたいとも言っていますから、そちらもご検討を。それでは、取り急ぎ、お知らせまで。
佐賀県 : 中島虎彦 「障害者の文学」(明石書店)の著者
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