も く じ | |
ごあいさつ | 編集委員:瀬出井 弘美 |
「はがき通信」からのお知らせ(会計監査報告) | |
34年間の月日 | 福岡県:K.M. |
日常生活あれこれ | 福岡市:E.U. |
<特集! 「四肢マヒ者の創作活動」> | |
☆無になれる時間[水彩画・アクリル画] | 東京都:N.M. |
☆こんなこと考えています[描画・俳句など] | 熊本県:K.S. |
☆障害者こそ自己表現を[油彩画] | 東京都:H.K. |
☆気晴らしに短歌 | 宮崎県:R.S. |
☆透明水彩画のススメ | 広島県:Y.O. |
☆詩に想いをこめて | 熊本市:K.I. |
☆水彩画 | 横浜市:M.I. |
☆趣味と実益を兼ねたフラワーアレジメント | 編集担当:瀬出井 弘美 |
☆生きていく大きな支え[水彩画] | 広島県:M.K. |
『臥龍窟日乗』−自己PRでスイマセン− | 千葉県:出口 臥龍 |
人生最後の東北の旅/紅葉と被災地巡り(2) | 福岡県:匿名希望 |
全員参加企画いいモノ見つけた!〜10〜 | PERIDOT |
ひとくちインフォメーション |
「はがき通信」からのお知らせ
(1)ご寄付のお礼 「はがき通信」に寄せられた寄付金を公表させていただきます。どうもありがとうございました。寄付金や購読料の多少にかかわらず、読者すべてのみなさんのおかげで「はがき通信」は続いています。それは「はがき通信」スタッフの励みです。今後もみなさんの期待に応えてがんばっていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 あとの注意書きを読んで、間違いがあれば会計担当の占部さんまでご連絡ください。 ※購読料を納めていない場合、寄付金から今年度分までの購読料を差し引いた金額を載せました。 ※寄付金か購読料か明記せずに送金された場合、まず今年度分までの購読料を差し引いて残高を寄付金としました。 ※購読料と明記して送金された場合、多額でも購読料先払い金とし、寄付金には載せていません。 ※郵政民営化後の新しい振込用紙には通信文欄がありません。購読料か寄付金かの内訳のご連絡もしていただけますと、会計管理がスムーズにいき大変助かります。メール・FAXを歓迎いたします。 ※購読料を納めたかどうか、問い合わせ先は会計担当の占部さんまでお願いいたします。メール・FAXを歓迎いたします。 <ご寄付をいただいた方> ※寄付者リストは、誌面版のみ掲載 (2013.1.1〜2013.12.31) [会計担当:占部] E-mail:makotti-u-666@jcom.home.ne.jp (2)会計監査報告 ※誌面版のみ掲載 ※購読者数は315名です。(3/19現在) (3)3人目の編集担当者の募集について 編集担当者を募集いたします! 現在は、瀬出井・藤田の障害当事者による2名体制ですが、どうしても体調不良など、四肢マヒ者ゆえの不安があります。不慮の事態にも対応するためにも、編集担当者を3人体制にして安定した編集体制を目指したいと考えております。編集は大変なときもありますが、とてもやりがいのある役割です。 電子メールの送受信ができるパソコン環境で、ある程度ワープロソフト(一太郎orワード)が使用でき、(1) 四肢マヒの障害当事者であること、(2) 無償であること、(3)「はがき通信」の発行主旨(四肢マヒ者に有益な情報交換)に沿うことが基準となります。なお、原稿集めまでできればベストですが、編集スタッフでご協力応援させていただきます。何よりやる気のある方が条件になります。決定につきましては、編集スタッフの多数決で行なうこととさせていただきます。自薦・他薦を問いませんので、募集いたします。裏表紙の「はがき通信」編集スタッフまでお気軽にご連絡ください 34年間の月日
厳しい冬でした各地で記録的な大雪を降らせましたが、私も極寒の地に向かうような格好で週3回のデイサービスセンターへ出掛けていました。みなさんお元気ですか。 「はがき通信」が№145を迎えている現状に、感慨深いものがあり原稿を書かせていただきました。松井和子先生と故・向坊氏が創刊された情報誌が今の私を支えてくれました。 「M君、今度四肢マヒ者の情報交換誌を始めるつもりなんだが、何でもいいんだ書いてみないか?」と向坊氏の自宅に遊びに行ったときに勧められました。当時私自身が真っ暗な先の見えない不安の中にいて、何を書いていいのか? 情報交換? 原稿を書けずにいました。それでも向坊さんは、でき上がった「はがき通信」を送り続けてくれました。 彼の励ましでどんなに助けられたことか。届けていただいた「はがき通信」を読んでいるうちに熱いものが込み上げてきました。苦しいことを悲しいことを、そのまま書けばいいんだ! みんな苦しくて手探りの中で日々を送っている。 私が初めて書いた原稿は№11に載りました。「はがき通信」は大きな障害を持ちながらも生き続ける、私たちの日記のようなものだと思います。個々の可能性を広げ、勇気が湧きます。心の支えになっている趣味のカメラも「はがき通信」で出会った仲間がきっかけで始めたのです。 頸損の私たちの身に起きそうな病、どのようにして乗り越えたか。自分の身に起きたときの教訓になります。病に倒れた仲間たちの分まで、生ある限り生き続けて行かなくてはいけません! 手足の自由も利かず尿も大便もコントロールできない、恥ずかしい思いもします。生きることは苦しい、でも強く前へ進むしかありません 睡眠時無呼吸症候群に長いあいだ苦しめられています。34年は長い月日です。肉体の老化を感じる毎日。 1年前・平成25年3月17日甲状腺癌が見つかり、検査、検査の日々を送り、4ヵ月後に手術をしました。術後、熱帯夜の眠れぬ夜が続き、半年で10㎏体重減は日常生活に支障をきたし、自助具を付けた手は震え、食事も休み休みしながらの生活が。 私の腫瘍はかなり大きく手術にリスクが伴いました。主治医が手術しなくても60歳までは生きられるよ。乳頭癌の腫瘍は脳につながる神経の傍まで育っていました。もしもの事態も覚悟した手術は上手くいき、癌の転移がなければ数年は生きられるでしょうと。 みなさん内科に受診する機会があれば、甲状腺の触診をうけて下さい。喉の両脇が腫れていないか? エコーでも簡単に検査できます。 私たちの人生はいろんな困難が待ち受けています。少しでも安らかな日々を送るために、情報を交換して行きましょう!! AさんB君いつも編集御苦労さまです。体調に気を付けられて下さい。ではまた。 福岡県:K.M. 日常生活あれこれ
春が待ち遠しいこの頃、皆様お元気にお過ごしでしょうか? 今回は、普段の生活の中で特に気にかけている点について、お話ししてみたいと思います。 (1)尿管理、(2)便管理肥満、(3)体の歪み、(4)その他 [(1)尿管理について] 受傷時から、ユリドーム(コンドーム型採尿器)を付けて過ごしています。袋にたまった都度、捨てられるから便利です。しかし、ここ2年ほど、ゴムのかぶれがひどくなり、しまいには膿が出るほどまでになりました。毎日お風呂に入っても、治りません。そこで、かかりつけの泌尿器科の先生に相談し、平日の仕事中はユリドームで、就寝時は簡易バルーンで翌朝まで過ごすことにしました。すると、かぶれはなくなり、またバルーンで残尿をすべて出すために、熱発がなくなりました。一か月に1セット保険で支給されるため、助かっています。 [(2)便管理について] 我々には一番関心が大きく、悩みの種である便についてです。以前は週に一度、仕事を休み、強い下剤を飲み、完全トイレ日にしていました。おなかを下痢状態にし、中身をすべて出すために、当日は当然外出できません。また、トイレ日以降2日間はおかゆを食べていました。きちんと食べられるのは週に3日くらいでした。 こんな生活では、栄養失調状態となり、怪我も治りませんでした。仕事も集中してできません。そこで考えたのは、便の時に起こる「反射頭痛」を利用して、その時にトイレに行くことにしました。下剤もやめて、整腸剤だけを飲んでいます。意外とこれは私にはあっているらしく、トイレ日をもうさける必要もないため、仕事にも集中できます。たまに失敗もしますが、あまりめげないようにしています。 [(3)体の歪みについて] 26年間も車いす生活をしていると、体が歪んできます。特に骨盤が顕著で、目視でもわかるくらいです。 昨年から、治すことはできなくても、悪化を防ぐために、整体マッサージに行き始めました。また、自宅にいるときはできる限り腹ばいになり、体の柔軟性を保つことを心がけています。また、加齢で代謝が落ちたため、おなか周りが90cmを越えてしまい、高脂血症(高コレステロール血症)まで患ってしまいました。そこで、きちんと薬で抑え、大好きな揚げ物を控えるようにしています。 [(4)その他について] 試験は敗れてしまい、今年リベンジに燃えています。嫁の入院やワンコの死や会社などできない理由を挙げても合格にはなりません。隙間を見つけては本を読んでいます。特に出社前のカフェでの朝勉を励んでいます。 ご精読いただき、ありがとうございました。もう少し寒い毎日が続きますが、体調を崩されることのないようお過ごしください。 福岡市:E.U. |
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