も く じ | |
ごあいさつ | 編集委員:平山 圭紀 |
2005年「はがき通信」懇親会 in 小倉 | 編集委員:藤田 忠 |
痰の出し方 その2 | K・H |
褥創のラップ〜リード療法後日談 | 東京都:A・Y |
今できる最良の床ずれ治療 | 広報委員:麩澤 孝 |
福岡県西方沖地震 | 福岡県:K・K |
地震発生時にこんなことが脳裏を走った!! | 福岡県:車いすのおっさん |
ババア発言の余波 | 佐賀県:中島 虎彦 |
夢の「リオのカーニバル」を見て来ました(前編) | 福岡県:M・I |
頸損のダイエットは難しい! | 編集委員:瀬出井 弘美 |
アレグリアへGO! | 福岡県:A・K |
風邪の熱により突然歩けなくなった2日間 | 埼玉県:S |
2005年度 レッツ 勉強会 予告(予定) | 在宅リハビリサポートの会 レッツ |
新法<グランドデザイン(案)=障害者自立支援法案> での1割負担についての情報 | 全国障害者介護制度情報 |
ひとくちインフォメーション |
2005年「はがき通信」懇親会 in 小倉
「はがき通信」懇親会の日程と会場とホテルが決まりましたのでご連絡いたします。今年は福岡県のもう一つの中核都市 “小倉”で開催することとなりました。参加者の和(輪)が広がる懇親会となるよう実行委員の宮本さんと力を合わせて鋭意準備中です。なお、詳細な案内や申し込み方法などは次号で掲載させていただきます。よろしくお願いいたします。 【日 時】 ●9月23日(金・祭日) 13時30分:開会式後 14時〜16時30分:参加者スピーチ(自己紹介等) 休憩 18時〜20時:歓迎夕食会 ●9月24日(土) 9時〜12時:参加者スピーチ(自己紹介等) 12時〜各々で食事・観光 ●9月25日(日) 9時〜11時30分:参加者スピーチ (自己紹介等) &記念講演会「防災or介助犬について」講師未定 その後解散 【会 場】 『北九州市立生涯学習総合センター』 3F・ホール 〒803-0811 北九州市小倉北区大門一丁目6番43号 TEL: 093-571-2712 新幹線/JR小倉駅・南口より徒歩約20分 JR小倉駅より在来線に乗り換え、ひと駅のJR西小倉駅より徒歩約10分 ※小倉駅・西小倉駅ともにバリアフリー 車/北九州都市高速[大手町ランプ出口] または[勝山ランプ出口]から約5分 【宿 泊】 『小倉リーセントホテル』 会場より徒歩5分 ツイン13室 ¥12,600. (6室はトリプル可) シングル10室 ¥7,000. 身障者室2室 ツインと同料金 朝食 ¥950 『九州厚生年金会館 ウェルシティ小倉』 会場より徒歩8分 ツイン18室 ¥10,500. 身障者室1室 ツインと同料金 朝食 ¥1,000 ※「小倉リーセントホテル」は、西小倉駅・(大型複合商業施設)リバーウォーク小倉・生涯学習センターが近くにあり利便性が良く、「ウェルシティ小倉」は、宿泊料が比較的安価です。その点を考慮のうえどちらのホテルかをご判断下さい。 〔お問い合わせ先〕 「はがき通信」小倉懇親会 実行委員長 藤田 忠 実行委員 宮本 勝巳 ◆「はがき通信」からのお知らせ 向坊さんは体調不良につき、連絡が行き届かない場合があります。どうぞご容赦下さい。 痰の出し方 その2
本当に久しぶりに投稿しています。前回ハローマリさんが排痰の仕方という記事を書かれているのを見て思い出したのですが、私も脊損になって5年ぐらい知らなかった方法で、後になって知ってすごく楽になった覚えのある方法を紹介したいと思います。脊損になって今まで普通に咳をして出していた痰が出なくて困っていました。咳をしても腹の力がないので空気がすべて腹の下に逃げていくようで、できませんでした、ところがこの方法を使うと普通に咳をして痰が取れるようになりました。
その方法は咳をする瞬間に「みぞおち」のあたりを両手の手のひらを広げて押してもらうものです。ただこの瞬間というのが難しいので、押してもらう人に「1,2の3」と声をかけてもらい「3」でかなり力を入れて押してもらいます。その時に自分は1,2の間にめいっぱい空気を吸い込みます。「の」で息を止めて、3のときに力いっぱい咳をします。その時空気がもれるようなら、押す場所を少し上下に変えてもらうとうまくいく場所が見つかります。風邪をひいたときなどにぜひお試し下さい。 K・H E-mail: kuromaru@fsinet.or.jp 褥創のラップ〜リード療法後日談
前号で、臀部仙骨部に、出血、浸潤、穴があく、といった褥創に対して、サランラップ療法で改善し、リードで仕上げ中、ということを書きました。ところがその後、インフルエンザでダウンしたことによって再度悪化しました。 そろそろリードも不用かなと思える段階で、インフルエンザの襲来を受け、高熱と嘔吐が2〜3日続きました。体力低下と栄養状態の悪化、体位交換の回数も減少したためか、治る直前の褥創が悪化しました。発赤部分の拡大、浸潤、一部血がにじみ、穴があくといった症状に一転していました。そこでリードからラップに戻しました。 皮膚科のドクターからも当分ラップ療法を続けるようにとの指示です。軽くよく洗浄し、アズノールを塗り、サランラップでぴたりと覆いビニールテープでとめる、あとは紙おむつという状態で3週間。上皮が復活し、穴は針の先ほどの点になり、やがてふさがりました。まだ皮膚は弱く発赤状態なので、アズノールを薄く塗り、ラップを使用中です。そのうちラップのみでもいいかもしれません。 どの段階でラップを止めるか、また、リード使用についての評価はまだ結論が出ません。いずれにせよ、ラップは有効のようです。 そして、褥創予防と改善には、当然のことながら、日常の体力、栄養状態への留意、除圧が大切ということを痛感しました。 東京都:A・Y 今できる最良の床ずれ治療
ちょっと大げさなタイトルですが、私はこれで治しました。
一昨年、ハワイに行った時に遊びすぎたせいか仙骨の皮膚の薄い部分がむけて出血し褥瘡になってしまいました。始めは「まぁすぐ治るよ」と思っていたのですが、良くなる傾向にありません。その頃は長さ10mm・幅6mm・深さ5mm程度で洗浄後アクトシン軟膏にガーゼを当てていました。体位交換を頻繁に行ったり軟膏を替えたりしましたが良くならず、近くにある総合病院の創傷外来に行き始め専門家にも診察を受けてみました。 しかしいつの間にか2ヶ月が過ぎ、数ヶ月後には頸損連絡会・全国総会が東京で開催予定で「みんなに迷惑はかけられない」のプレッシャーと自分のお尻の状態で精神的におかしくなったこともありました。「これでは自分自身がつぶれる」「自分で治すしかない」と一大決心。褥瘡治療の本・ホームページを片っ端から読み直し、ある褥瘡治療のホームページを探しました。 それは医学系大学研究室のホームページで、その中のS先生の講演が都内であることを見つけ迷わず参加しました。私にもわかりやすい講演で最後の質問の時間に、現在の私の状態を説明しいろいろアドバイスをいただき、講演が終わってからも私に直接説明してくれ、そのきっかけが大きな節目となりました。 すぐに高性能のエアーマットを購入、近所の皮膚科にも相談して治療方法も変更しました。洗浄しフィブラストスプレーを患部に噴射、ガーゼではなくティエール(ジョンソン&ジョンソン)というシートを貼ること。S先生は「今の最良の治療」(もちろん当時の私の状態)と説明してくれました。すると見る見る内に肉芽が盛り上がり1ヶ月でほぼ完治しました。「良くならずあのモヤモヤした気持ちは何だったのか?」と思うくらいです。現在もときどき発赤があるものの体位交換もせず、日常生活を送っています。 医師や看護師などの専門家の治療を受けながら、当事者(患者)が積極的に情報収集や治療に参加することも大切なのだと実感しました。イソジン消毒しユーパスタ(イソジンシュガー)をべっとり、そしてガーゼ保護なんて昔の話。今は情報社会です。褥瘡に限らず頸髄損傷についてや福祉機器等インターネット上に情報はごろごろしています。自分に適切な情報を自分で得ることです。 今年8月に「第7回日本褥瘡学会学術集会」で今回の治癒までの経過を症例発表として発表する予定です。(なにもわからない患者が出てくるな!と言われそうですが……) 下記にホームページを紹介します。 「褥瘡の管理のホームページ」 http://square.umin.ac.jp/sanada/ 「新しい創傷治療(ティエールのページあり)」 http://www.wound-treatment.jp/ 「看る・観る・わかる 創傷ケア」 http://www3.coara.or.jp/~toshik/ 「NPO創傷治癒センター (フィブラストスプレーのページあり)」 http://www.woundhealing-center.jp/index.html 広報委員:麩澤 孝 |
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