◆目が疲れにくいパソコンの工夫 私は生来弱視なので、6年前からパソコン画面の背景を黒にして来ました。すると毎日、5時間以上は画面とにらめっこしているのに、眼の疲れがなく、メガネの度数も進んでいません。「スタート」→「設定」→「コントロールパネル」→「ユーザー補助」を選択→「画面」タブを選択→黒(特大のフォント)をクリックする。 (情報提供:匿名希望) ◆シッコが出れば音がするシビン 旅先でシビンがなくて困ったとき、ふと見つけたのが4リットル入りの角形ミネラルウォーターのペットボトルです。ボトルの肩口一方に切り込みを入れて、2cmほど縮め、そちらへ瓶口を強制的にねじ曲げると立派なシビンになりました。2500ccの収尿能力も立派ですが、排尿のたびに音がするのでビックリ。音に合わせて腹をふくらませると残尿も少ないのがいい点です。おかげで膀胱の状態がすごくよくなりました。こんなのが欲しかったという優れもの。今では毎日、夜に常用しています。 「ありがたや 今日も安堵の 音が鳴る」 (写真は自家製の2,500cc入り収尿器の写真です) 向坊 弘道(編集顧問) ◆耳ちゃん枕側臥位になるとき、下敷きになった耳が痛い。そんな悩みを解決するのが「耳ちゃん枕」。直径30cmの楕円形のムートンに5cmばかりの穴があいている。そこへ耳を入れれば痛くない。ムートンは厚さ4.5cm。側臥位の時は枕をすこし高くしたほうが肩が楽になるので、ふだんの枕の上に足して使う。9800円。暮らしの発明展で日本放送協会会長賞受賞。ALSの高井綾子さんが考案した。 [問い合わせ先]房美 TEL: 03-3396-6682, FAX:-3759 http://www.fusabi.com/ E-mail: n-takai@fusabi.com (情報提供:藤川 景・編集部員) ◆車イス用体重計 「ヘルスアシスト」45000円 市販のヘルスメーターに取り付け、車イスのまま乗って体重を測る車イス用体重計。交換用ヘルスメーターは、幅25〜30cm・奥行き25〜30cm内で乗る面が平らなアナログ式の製品を使用ください。 測定可能重量:120kg(車イスおよびヘルスアシストを含む)、本体重量:5.5kg (ヘルスメーターは含めず)。 送料1000円、支払い条件は代引きで納期は約10日。 [問い合わせ先]㈲ ユウジン社(田中) 〒221-0802 横浜市神奈川区六角橋6-28-27-103 TEL: 045-491-7472, Fax: -488-6207 http://www.h4.dion.ne.jp/~assist E-mail: manbow@m6.dion.ne.jp ◆本の紹介 『年金がない!?〜知ってほしい「無年金障害者」のこと〜』 重度の障害を負いながら障害基礎年金を受給することができない障害者たちがいます。どうしてこういうことが起きたのか!? 当事者の体験談とともに年金について、無年金について判りやすく解説してあります。 学生無年金障害者訴訟全国連絡会 編集 クリエイツかもがわ 発行 1000円 [申し込み・問い合わせ先] 〒601-8382 京都市南区吉祥院石原上川原町21 TEL: 075-661-5741, Fax: -692-3031 http://www.creates-k.co.jp 送料:240円 『ちょっと青空』 日本で不要になった車イスをきれいに修理し、旅行者の手荷物として東南アジアなどの人たちへ直接手渡す活動を進めている「飛んでけ!車イス」の会(札幌市)理事で重度障害者の佐藤正尋さん(51)が、同市で約20年間1人暮らしとその中での人間関係を語る。 「飛んでけ!車イス」の会 編 共同文化社 出版 1000円 [問い合わせ先] NPO法人「飛んでけ!車イス」の会 事務局 〒060-0005 北海道札幌市中央区北5条西6丁目 札通ビル2F TEL: 011-242-8171 http://www6.plala.or.jp/tondeke/ E-mail: tondeke@anet.ne.jp ◆ニュー福祉定期貯金 障害基礎年金、遺族基礎年金などをお受け取りの方のための1年定期貯金です。ご利用いただける方は、対象の年金等を受け取られている方に限られています。全国どこの郵便局でも取扱出来ます。 【対象者】1.現行の福祉定期郵便貯金の対象者 2.以下の年金の受給者・障害厚生年金及び障害共済年金、国民年金寡婦年金、遺族厚生年金及び遺族共済年金 等 【申 込】申込みの際には、印章と、年金証書、手当証書または受給者証明書(年金証書または手当証書を地方公共団体の長に提出されている方は保管証)をお持ちください。 【預入期間】1年 【利 率】1年定期貯金の利率(預入時)+1% 【お預けになれる金額】1人300万円まで 【取扱い期間】平成16年2月29日 [問い合わせ先]最寄りの郵便局まで http://www.yu-cho.yusei.go.jp/s0000000/stt10700.htm ◆社説=介護と医療行為 患者、家族の立場で見直しを 介護と「医療行為」とをどう線引きするのか。 その論議がようやく3日、厚生労働省で発足する「看護師等によるALS(筋委縮性側索硬化症)患者の在宅療養支援に関する分科会」で始まる。 あまりに法律と現実との落差が大きい。苦しむ患者、家族の窮状を救うために、できるだけ早くその落差を埋める必要がある。 「ホームヘルパーなど介護者にも痰(たん)の吸引行為を認めて」と「日本ALS協会」が昨年末、坂口力厚労相に要望したのが今回のきっかけだが、同じような悩み、要望は全国の寝たきり高齢者や重度の障害者、家族にも共通する。 ALSは、随意筋だけが侵される進行性の神経・筋疾患で、やがて全身が麻痺(まひ)し、話したり、飲食ができなくなり、呼吸さえ困難になる。原因も不明で、治療法も確立していない。 国内の約6000人の患者のうち、2000人が在宅療養している。大半が人工呼吸器に頼り、痰が詰まって呼吸できなくなる危険に絶えず直面する。 痰の吸引は24時間必要だが、実際には専門知識を持つ医師や看護師が常時ケアするのは難しい。 医療保険による訪問看護の回数も限られる。介護保険で訪問介護は相当認められているが、ヘルパーは「緊急時」以外、吸引などの「医療行為」はできない。 介護する現場での「医療行為」の範囲は広い。つめ切りや外用薬の塗布、浣腸(かんちょう)、点眼、服薬管理、体温測定まで含まれるが、こうした行為も禁じられている。医師法17条で「医師でなければ医業をなしてはならない」という規定による。 医師や看護師がいない場合、家族が人工呼吸器を扱い、痰の吸引をしている。家族は「業としないから、やってもいい」というのだが、それでは家族の負担は重くなる一方だ。 家族でやっていいことが、なぜヘルパーに認められないのか。 これまでの法解釈だけでは、この現実を打開できない。 介護保険は家族に負担をしわ寄せしない「介護の社会化」を目指す。ヘルパーは家事援助だけでなく身体介護や見守り、心理的なケアなど日常生活ができるよう支援する。家族に頼まれ、違法な「医療行為」をするヘルパーも少なくないという。 確かにヘルパーといっても均質ではない。痰の吸引の場合は、感染症の恐れもある。 研修で正確な医療知識や技術を身につける必要はもちろんある。 介護も医療もこれから一層在宅への流れが強まり、看護師やヘルパーの役割、重要性はますます高まる。ヘルパーも専門知識がさらに要求される。3級ではなく、2級以上のヘルパーを目指す人も増えている。 医師の指示の下で特定の医療的行為をできるヘルパーを養成することや、新たな資格を与えることも含め、突破口はあるはずだ。 「医療行為」の解釈を安易に広げてはなるまいが、現実に沿って見直す時代が来たのではないか。 (情報提供:毎日新聞 平成15年2月1日) 昨年夏頃に、過緊張で普段出る汗よりも、かなりひどく24時間汗が噴き出しました。気温に関係なく汗が出るので、身体も冷えて温度も分からなくなり体力的に厳しい状態になりました。それでも今まで通り薬を飲んだり水分を多く取ったりの対処法で病院にしばらく行かずに病状を悪化させました。病院に行き即日に入院すると尿道に穴が空いていたようです。冷や汗が噴き出るはずです。みなさんもこの失敗を教訓にして、どうも何かおかしいと感じたら早めに病院に行き早期治療されてください。 次号の編集も引き続き、藤田 忠が担当いたします。 (編集委員:藤田忠) ………………《編集委員》……………… (2003.1.25.時点での連絡先です) 発行:九州障害者定期刊行物協会 |
ホームページ | ご意見ご要望 |