はがき通信ホームページへもどる No.96 2005.11.25.
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【今月号の特集のテーマ!「はがき通信」懇親会 in 小倉】

今号の「特集のテーマ」は、過日開催された小倉懇親会です。
関連投稿、発表内容の投稿を掲載させていただきました。

 <特集> 来年の「はがき通信」懇親会は広島です 


 「はがき通信」懇親会 in 小倉に参加してきました。自宅から小倉には新幹線「こだま」に乗って2時間半で着きます。「こだま」は座席指定がいらず、イスが4列なので余裕をもって座れるので好きです。当日の朝、急遽初日の司会を任されたので、小倉城隣のリバーウォークという複合施設で昼食を済ませ、会場入りしました。
 会場には懐かしい九州勢の顔が並んでいます。みんな変わらず元気そうです。初参加の方々も多くおられ、少々緊張ぎみのなか自己紹介や近況報告を交えた発表が始まりました。発表が進むにつれ関西勢、関東勢の顔が増え、会場いっぱいの賑わいです。最後に急逝された石川大輔さんを偲び、全員で黙祷(もくとう)をして司会を終えました。


                <司会中のOさん>

 翌日は、予定通り朝からトンズラこいて門司港に行きました。藤田さんより、事前に送っていただいた資料でバリアフリーになっていることを知っていたので安心して行けました。「OH! 素晴らしい!」レトロな門司駅を出ると目の前に関門海峡が広がり、潮の香りが山猿のハートを刺激します。対岸には下関の観光地が広がり、下関タワーや海峡水族館などが見えます。「海峡をはさんでお互いが競い合っているから良い施設ができるんだ」「尾道がんばれやー」「今度は下関側から関門トンネルをくぐって来たいなぁ」とひとり言。昼食は展望レストランでふぐコースを食べ、お土産を買って帰路につきました。
 このたびは1泊と短い滞在だったのですが、向坊さんの元気な姿も見ることができたし、天候にも恵まれ濃厚で充実した旅でした。準備していただいた藤田さん、宮本さん、そしてボランティアの皆さんありがとうございました。
 さて、来年の「はがき通信」懇親会は広島での開催です。まだ青写真もできていない状況ですが、皆様、心の準備をしておいて下さいませ。

P.S.: 観光は、門司港に対抗するには世界遺産の「安芸の宮島」かな?
 

  <安芸の宮島:厳島神社・本社本殿の写真>
広島県:O・Y E-mail: ohtake@enjoy.ne.jp


 <特集> 懇親会イン小倉 

C4

 皆さん、こんにちは。9月の「はがき通信」小倉懇親会に4年ぶりで参加することができました。台風が関東方面に接近ということで天気を心配しておりましたが、期間中は良い天気に恵まれ最高でした。
 熊本から小倉までは、妻の運転で2時間30分ぐらいで行くことができました。初めての小倉でしたのであらかじめ地図にて道順は調べておきましたが、九州自動車道のIC「小倉東インター」から都市高速は、地図では直接接続されているように書かれていましたが、実際は一度一般道路に下りて都市高速に乗らないといけなかったのです。少し焦りましたが、道順もわかりやすく、道路も混んでいませんでしたのでスムーズにホテルに着けました。初日の全員での食事会では、元気で再会できた方、初めてお目にかかる方とそれぞれに楽しい時を過ごすことができました。
 次の日の午後は、妻が楽しみにしていた「門司港レトロ」観光です。ボランティアさんの先導のもと、約10組の車椅子の団体にて列車で行きました。「西小倉駅」は、必要な所には全てエレベーターが設置され自由に行動ができましたし、「西小倉駅」「門司港駅」もプラットホームと列車との段差がなく、介護者1人で乗降ができました。ただ、段差がないプラットホームは決まった数列だけであり、駅によってその列が違うようで乗る前にはしっかりとした確認が必要です。そのため、乗るときは段差がなく、降りる時はえらく段差があり、大きな電動車椅子は駅員さんが持って来たスロープでも大変でした。
 楽しみな「門司港レトロ」散策ですが、あまりに良い天気でしたので暑さを心配しましたが、海風が心地よく、陰にいると寒くなるくらいで快適な観光ができました。最終日は昨日の疲れが出て「バテバテ」で、車椅子を何度も後ろに倒して妻に寄りかかる羽目になりました。
 それでも何とか、皆さんと来年の再会を約束し、別れの挨拶をいたしました。さらに、「小倉城」を横目に見ながら「松本清張記念館」を見学し、繁華街まで行って食事をした後、帰りの途につきました。楽しい懇親会を準備していただいた藤田、宮本両幹事さんをはじめとする関係者の皆様、ボランティアの皆様ありがとうございました。来年は広島で開催予定とのこと、体調を整えて参加できればと思っています。


          <門司港レトロ:旧門司税関の写真>
熊本県:I E-mail: isikawa@pa2.so-net.ne.jp


 <特集> 玉葱オヤジのモシ・タラ考 

57歳

世の中にモシとタラという言葉がなければ、玉葱オヤジに後悔という文字を持たない。しかし、モシ・タラは確かにあった。先日の小倉懇親会の初日不参加のことである。幹事さんから依頼されていたお役を当日の朝キャンセルする破目になってしまい、悔恨の念に陥っている。そうでなくても無責任といい加減さで不埒(ふらち)な玉葱オヤジ評が定着していて、不評返上を心掛けていると言うのにね。1日遅れの小倉入りとなり、汚名返上どころか無責任の上塗りとなってしまった。


      <新幹線小倉駅ホームにて:中央が玉葱オヤジさん>

 モシ、小倉行きの前日に無理な外出をしていなかっタラ……と思う。玉葱オヤジは悔恨の思いで過去を引きずるタイプではないが、依頼される用件を果たせぬことを自責として記憶からなかなか消せない。無責任なわりには殊勝な心掛けと内心思っているのだが……。愛妻の楽居の「モシ・タラ」は未来思考&マイナス思考である。まれに見る心配性なのだ。玉葱オヤジは、過去形の「モシ・タラ」で取り返しが利かないの悲しい。楽居はお金があったら/介護者と波長が合ったら/自分に自信が持てたら……こうしタイ、ああもしタイと言う。現実は否定的な事柄が多く、何もできないと愚痴る。
 玉葱オヤジはお金があっタラこうしていた/手伝ってくれタラああもしたかった/体力があっタラ……未練がましくも、手立てや方法を得られなかったのだから仕方がないと言い訳ばかり。だから、次回にチャンスが回って来タラ必ずやるぞ! と胸に秘めている。果たしてそんなチャンスが来るやら来ないやら。そろそろモシやタラに見切りをつけて生きようと思う。先日も、「生きる」ってあなたにとってどんなことかと聞かれた。どうやら、今年の日テレの24時間テレビのテーマであったらしい。玉葱オヤジに今さら「生きる?」であるが……敢えて言うなら「モシ・タラと言わなくて済むような日々」と応えたい。
 つまり、仮説や後悔の念を持たずに活きられる自分でありたいと願うのである。自分の歩んだ道がいかにいい加減で無責任であったかを振り返るとき、モシ・タラが前提に置かれていたように思う。目標や夢に浮かれて安易な選択ばかりした結果であろう。そろそろ、モシ・タラを追いかけて生きるのをやめる世代だと最近は思う。銭はそこそこに溜まった(?)し、糖尿マンに完治はないし、障害者の定年は65歳で、福祉制度も前進はなくても後退も世論が許さないであろうから。安泰と成熟の世代に入るには、モシ・タラは邪魔になるのではなかろうか?
 決して刹那的(せつなてき)に諦めの日々を送ろうと言うのではない。むしろ、今、暮らしている条件の中でハイクオリティーライフとやらを自覚できる日々でありたい。「不自由を常と思えば不足無し」「足りるを知りて余分を持たず」が頸損者として玉葱オヤジが目指した生き方でもある。気楽でストレスの少ない生き方だと思える還暦間近の玉葱オヤジである。
広島県:玉葱 オヤジ E-mail: ecosakohata@do2,enjoy.ne.jp


 <特集> 最近の趣味と加齢による(?)痛み 

C6,7の脱臼骨折

 こんにちは、香川のM.Sと申します。9月の「はがき通信」懇親会 in 小倉では、皆さまのご意見その他をじかに聞けて大いなる刺激を受けました。来年の懇親会 in 広島までに、少しでも皆さんに近づけるよう頑張りたいと思っています。小倉の会場ではいきなりのご指名で用意していた原稿を取り出す間もなく、しどろもどろで失礼しました。
 昭和56年受傷、頸損歴も24年にもなりますと加齢も加わり、あちらこちらにガタがきてお腹の膨らみとともに、ガス腹と原因不明の痛みに悩まされ続けております。月に1度、総合病院の診察室で「どうですか?」とのドクターの問いに、「はい、痛いです。痛い時はめちゃくちゃ痛いし、そうでない時はそれなりに痛いし、痛くない時がありません……」との問答を、かれこれ3〜4年ほど繰り返していたら「一度検査してみましょう」ということになり、今年の7月、10日ほど入院して検査をしていただきました。胃カメラ・大腸カメラ、腹部超音波に血液検査などなど、あちらこちらとつつかれて、疲れ果てた割に出た結果は「脊髄損傷による機能性の問題」ということで、「痛みの原因となるものが見つからなければ治療のしようがない」と言われ、未だ腹痛は続いております。
 痛いといえば、腰もやたらと痛いのです。それも左のみ。MRIの結果は腰の筋肉が痩せていてそれが原因だろうということなので、「筋肉は鍛えられると聞きました。その方法を教えて下さい」と訴えて運動療法士に診てもらいましたら、これまた「腹筋がないので訓練のしようがない」と言われてしまいました。腰に加えて近頃では背も痛い、鎮痛剤と鎮痙剤(ちんけいざい)と湿布が必需品になっています。
 最近の趣味と申しますか、時間つぶしは絵手紙です。昨年春、支援センターにて「下手でいい、下手がいい」との教えで始めたのがきっかけで、後は自己流、好きなように描けるのが魅力です。人に出して反応が返って来るのも魅力です。「花は枯れないうちに出せ、食べ物は腐らないうちに描いたらすぐ出せ」ともおそわりましたが、ついつい出しそびれて残してあるのを送ります。
 ハガキ1枚、細筆1本、色彩用の筆1本、墨汁と小さな顔彩(がんさい:絵手紙用によく使われる彩色絵の具)12色パレットがあれば、いつでも、どこでも、誰でも、簡単に描けますので、皆さんにもお薦めします。昔、漫画家にあこがれて授業中に漫画ばかり描いていたので、可愛い絵を見るとついまねて描いてしまいます。ネコの絵はカレンダーから拝借しました。先々月はヨンさまにはまり、先月はパズルにはまっていたので、2ヶ月ほど筆を持つのを忘れていましたが、ぼつぼつ再開しようと思います。
 興味のある方はぜひご一報を。下手な絵手紙が届く、か・も・よ……!?

香川県:S・M E-mail: s-masako@f5.dion.ne.jp

 

 

 
                
                         <絵手紙作品6点>
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