も く じ | |
ごあいさつ | 編集委員:瀬出井 弘美 |
「はがき通信」からのお知らせ(会計監査報告) | |
施設生活から脱出して自由な生活に | 福岡県:H.W. |
加齢なる日常を喜ぶ | 広島市:Y.H. |
<特集!「四肢マヒ者のスポーツ」> | |
☆ 全介助でスキューバダイビング | 神奈川県:Y.K. |
☆ 足を使わないサッカー「電動車椅子サッカー」 〜ジョイスティックの操作だけで楽しめるスポーツ〜 |
東京都:H.T. |
☆ 電動車椅子サッカーの楽しさ | 広島市:K.T. |
☆ 誰もができるふうせんバレーボール | 北九州市:S.S. |
☆ ツインバスケットボールとの出会い | 匿名希望 |
☆ ツインバスケに参加して | 福岡県:臨時亀の夢 |
☆ ハワイアンフラダンスに魅せられて | 編集委員:瀬出井 弘美 |
『臥龍窟日乗』 —プロローグ— | 千葉県:臥龍 |
<特集!「はがき通信」懇親会in京都2008> | |
☆ ガイドブック片手に京都観光 | 広島市:M.K. |
腰折れ俳句(8) | 熊本県:K.S. |
「外へ出ようや!」シンポジウムに参加して | 東京都:T.S. |
ひとくちインフォメーション |
「はがき通信」からのお知らせ
(1)ご寄付のお礼 「はがき通信」に寄せられた寄付金を公表させていただきます。ありがとうございました。寄付金や購読料の多少にかかわらず、読者すべてのみなさんのおかげで「はがき通信」は続いています。それは「はがき通信」スタッフの励みです。今後もみなさんの期待に応えてがんばっていきますのでどうぞよろしく お願いいたします。 以下の注意書きを読んで、間違いがあれば会計担当の占部さんまでご連絡下さい。 ※購読料を納めていない場合、寄付金から今年度分までの購読料を差し引いた金額を載せました。 ※寄付金か購読料か明記せずに送金された場合、まず今年度分までの購読料を差し引いて残高を寄付金としました。 ※購読料と明記して送金された場合、多額でも購読料先払い金とし、寄付金には載せていません。 ※郵政民営化後の新しい振込用紙には通信文欄がありません。購読料か寄付金かの内訳のご連絡もしていただけますと、会計管理がスムーズにいき大変助かります。メール・FAXを歓迎いたします。 ※購読料を納めたかどうか、問い合わせ先は会計担当の占部さんまでお願いします。メール・FAXを歓迎します。 <ご寄付をいただいた方> ※寄付者リストは、誌面版のみ掲載 (2008.1.1〜2008.12.31) (2)会計監査報告 ※誌面版のみ掲載 施設生活から脱出して自由な生活に
こんにちは! 初めて「はがき通信」に投稿します! 昭和27年生まれの57歳、Wと言います。 僕は昨年の8月に長年過ごしてきた重度障害者入所施設を思い切って脱出し、自立生活(一人暮らし)を始めました。脱出という言葉を使ったのは、人間扱いされない施設での人間としての暮らしができない状況から脱出したかったからです。今は施設での暮らしからすれば、180度変わって自由な生活をしています。 施設を出る前は、不安もいっぱいありましたが、死ぬまでに一度でも自由な生活がしたいと強く思っていたので、勇気を出して知人を頼って出てきました。写真で見てもらってもわかるように、バリアフリーの部屋は12畳ほどもあり広く明るい部屋です。同じ建物の中に、ホームヘルプサービスと訪問看護ステーションの事務所があり、常に誰かが常駐しているので安心しています。 僕は脳性マヒで手も自由に動かすことができないので、朝起きてから夜寝るまで、24時間介護が必要です。朝は8時にヘルパーが介助に入ります。洗面、朝食、ドレンパックに入った尿取り等の介助の後、摘便等の処置がない日は車イスに移ります。10時にはまたヘルパーがお茶を飲ませに来たり、安否の確認に来てくれます。摘便等の処置がある日は、看護師がその後入り、12時の昼食介助のときに車イスに乗ります。15時に30分の安否確認(その他)があり、夕方は17時から1.5時間で夕食をとり、ベッドにあがります。 入浴は週に2回訪問看護ステーションの看護師とヘルパーに介助してもらい同じアパート内のバリアフリーの広い浴室にストレッチャーで入浴しています(浴室・キッチン・トイレは共用です)。施設を出てから、食欲も出て身体も元気になったのでシャワーチェアーでの入浴を考えています。 外出はガイドヘルパーと時々近くのジャスコに買い物や食事に出かけています。近くのタクシー会社にスロープ車があるので、その車を利用しています(町からタクシーの割引券が出ます)。自立生活への憧れと、不安があったのですが、今は快適で充実した暮らしができています。 週に1回木曜日に主治医の往診があり、必要な処置をしてもらいます。ちなみに僕の隣の部屋には、頸髄損傷で膀胱ろうの人が生活していて、2週間に1回、ドクターがカテーテル交換を往診時にしています。 安心のためには、医療機関との連携が必要と思うのですが、理解ある主治医に恵まれていることと、部屋に緊急時のボタンがそれぞれのベッドに取り付けてあり、有線で警備会社、そこから担当に連絡が入り、夜中でも担当のヘルパーが駆けつけてくれます。そういう意味では、自由と安心を手にすることができました。 アパートは全部で6室あり、一緒に自立生活を始めたいと希望される方がいらっしゃれば、今現在は数室空きがあります(問い合わせ先:FORTURE千尋 TEL: 0948−65−4693)。アパートの家賃は3万4000円(敷金礼金はなし)でした。これも助かりました。福岡県の嘉穂郡というのどかな所ではありますが、国道200号線の近くで、コンビニも近くにあります。高速の最寄りのインターは、八幡インターで、そこから40分ほどです。みなさん一度遊びにきませんか? 手足の不自由な自分が、みなさんの仲間に入ることができました。まだまだ、自立生活1年生ですが今後ともよろしくお願いします。 福岡県:H.W. 加齢なる日常を喜ぶ
昨年、還暦を迎え妻も今年還暦を迎えたが夫婦に微妙な意識のずれが生じている。性別や障害の種類、生立ちが異なり、年齢や生活感覚に受け止め方が違うので面白い。 我が低宅の介護は全女性なので妻との会話に年齢や干支の話題が多い。聞いていても老後や介護保険・料の考え方が自分とは違うことに気づく。 妻たちの話題は肌や体力の衰えを憂い、家事や自分自身の動作に不安が募るようだ。老人宅に出入りの介護なので自身の老後に重なるようで、厳しい現実に明るい未来が描けない会話となる。 どうも原因は幼少時が影響しているようだ。つまり「自分のことは自分でやれ」とか「他人には迷惑や負担をかけるな」と言われて育ったからでしょうか? 周囲の人に頼むこと、特に身体介護などは自分でやらねば・・・の精神で頼もしくは思うのですが・・・である。介護の人も体力維持に、健康管理に老後を見据えてのことのようだ。 当の玉ねぎおやじはどうでしょう。多くの人がそうであるように「人のため世のために役立つ人間に」とか「困っている人には手助けを」と言われて育った。極めて次元は低いがそんな志も持ち合わせているのです。 しかし、頸損の人生に切り替えた時点から自分に出来ることに特化したように思う。出来ないことは他者に頼み、やってみたいことは周囲に働き掛けて何とか実現しようと試みる。働き掛けは徒労に終わることも度々だが懲りないおやじと陰口が耳に届く。耳が痛くもあるがいろいろと画策してはヒンシュクを買う。妻からは白眼視と溜息・・・往生際が悪いんだから・・・年齢を考えて行動してよねっと。 老いは誰でも来るという法則から「私のために役だって!・私を助けて!」と声の出せる人間になれば加齢も苦にならず、むしろ人との関わりが広がるように思う。身近にも多くのボラ精神の持ち主が身構えておられる。頼み上手が加齢を楽しみにするし、身構えているボラさんの肩の力が抜けるでしょう。重度障害に貼り付く糊より軽い乗りが活き易いね。 広島市:Y.H. |
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